発達障害者は市役所につとめないほうがいい理由

公務員 発達障害の子どもの将来

はじめに このようなタイトルにしましたが、あくまで私の経験に基づく意見であり、発達障害者にも勤めやすい、いい職場環境の市役所もあると思います。

私は一年前まで市役所に勤めていました。6年前に一般事務の試験を突破し採用されたのです。
その時はまだ障害が分かっていなかったので障害者枠ではなく一般で採用されました。
私は勉強だけはできるタイプだったので、筆記の点の良さで、面接の苦手さはカバーしてなんとか合格することができました。

これで勝ち組人生だーと思ったのですが、発達障害のある私にはさらなる苦難が待ち受けていたのです。

公務員

周りに5歳位までの年上職員がいない

まず配属された部署では、周りの職員がみな40歳以上。市役所全体を見ても就職氷河期や市町村合併後の採用削減で年の近い職員がほとんどいませんでした。
それでいてその中で比較的若い職員(40歳位)が仕事を教えてくれるのですが、相手も新人に仕事を教えた経験がなく、私は知らなくて当然なことでも、当然知っているかのように教えてきて、わからないとイライラし始めるので仕事を聞くのが怖くなってしまいました。

大幅な採用削減による人手不足でギスギスしている

先ほども書いたとおり、就職氷河期や市町村合併後の採用削減で職員はほとんど40歳以上で 昔より圧倒的に仕事量が増えているからなのか、若くて仕事の覚えが悪い人にはとてもつらく当たる人が多いようで職場の空気自体がギスギスしていました。私の周りでも4人は新人や若手が辞めました。
市役所はまったり働けるというのは昔の話のようです。

仕事は完全なマルチタスク

私は小団体の事務の仕事を主に任されました。仕事自体は嫌いではなかったのですが、書類を作ろうとしていると電話が来て出なければいけない、窓口が近いので、自分とは明らかに関係ないお客さんでも出なければならない。などがあり仕事に集中することが困難でした。
特に電話交換は苦手で、要件などを聞いて覚えているはずが、交換の番号を打とうとするとすっかり忘れてしまうということが良くありました。

発達障害が判明して手帳を取ってから、それらのきつくない仕事には異動できないか聞いてみたのですが、人手の少ない役所では、そのような仕事は全部外注に出しているようで、きつくない仕事に異動するということは叶いませんでした。

意味不明な残業風潮

市役所では基本的に上司に申請してOKを貰わないと残業代が出ません。なので急ぎの仕事がなければ残業するメリットは全くないのですが、40歳以上の職員に多かったのですがなぜか特に急ぎの仕事がなくても2時間ほど、おしゃべりをしたりして居残る風潮がありました。そうすると新人や若手はなかなか帰れません。
私は疲れやすかったので、もう定時の5時半にはへとへとで、急ぎの仕事がなければいち早く帰って疲れを癒したいのに、意味不明な残業に巻き込まれてうんざりしていることもありました。(2年目くらいから疲れがどうにもならないので無視して帰るようになりました。)

障害者雇用率を満たすためだけの採用

民間企業、地方公共団体などには、障害者を一定の割合で雇用しなさいと義務付けられていますが、当然その市役所でも障害者採用はありました。しかし、採用の文言に、介助なしで移動できる人などと書かれており、実際のところは手帳を持っていて雇用率に貢献できるが、「周りと同様に働ける人」を求めていたのではないかと思います。
実際、障害者採用で身体障害の方が働いていましたが、特に何の配慮もされていないようでした。障害者を理解して向いている仕事につけるなどというのは、人手不足で予算不足のその市役所には不可能なようでした。
私も発達障害が分かって、手帳を提出して5年目に障害者雇用に切り替えたのですが、特に配慮などはありませんでした。
最後には部署の人間関係に一番参っていたので、異動を希望したのですが、それが叶わなかったので退職しました。

まとめ

以上が私の市役所職員体験です。
一番つらいのは人手不足でいつもギスギスしているところでした。
また、私の勤めていた市役所には、障害者枠はあっても、配慮というものがありませんでした。
正職員になれれば、いくら仕事ができなくてもクビにならないから良いとは言いますが、若くて仕事の覚えが悪い人にはとてもつらく当たっても良いという風潮も苦しく、発達障害への配慮もない状況で仕事を続けるのは無理だと判断して仕事を辞めました。
これならば、大手企業などの障害者雇用で理解されながら働いたほうがずっと精神的にも良いと思います。(大手企業でも理解してくれないところもあると聞きますが…)

以上でこの記事は終わりです。ここまで見ていただきありがとうございました。

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